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今年発表される品種の中で最も香るといってもよいこの品種は、最初の品種、コンスタンス・スプライような強いミルラの香りを持ち、イングリッシュ・ローズ全ての中でもかなり香りの強い品種と言えるでしょう。蕾が固いうちは丸みをおびて深い赤みがかった色合いですが、開いていくごとに、リッチなバター・イエローになってゆき、時がたつにつれて、ソフトなクリーム色に変わってゆきます。花が完全に開ききっても花形が崩れにくく、他のバラとは違う印象を与えてくれる特徴をもっています。丈夫で、ブッシュ状のシュラブを形成し、多くの枝が株元から出ます。強い香りがよりよく楽しめる場所に植えることをお勧めします。
つぼみのうちは薄めのクリムソンですが、開くごとに中心から深い、ベルベットの赤になってゆき、花弁がのこっている間は色が軽くなってゆきます。大きなカップ形で咲き、シャロー・カップになっていき、しべも顔をのぞかせます。ブッシュ状に伸び、シュラブを形成します。耐病性もあります。ミッド・グリーンの葉で、若い葉は赤いブロンズ状なので、コントラストが絶妙です。強いオールドローズ香に軽くフルーツ香りが香ります。財団法人日本バラ会主催 JRC 国際ばら新品種コンクール、香り部門で金賞を受賞。
いままでの赤のイングリッシュローズの中でも最高級であることには、疑う余地がありません。最も豊かなベルベットのようなクリムゾンが同じように豊かな紫へと徐々に変化する、みごとな花をつけるすぐれた品種です。最初は深いカップ咲きですが、すぐに浅いクオーターのカップ咲きになります。伸び方は半直立で、小枝に多くの花を咲かせます。クリムソンのバラには珍しく、強く、そして暖かいオールドローズの香りをもち、耐病性にも優れます。ウィリアム・シェークスピア2000 は岐阜国際ローズコンテストにてベスト・フレグランス賞(香りの賞)受賞。
花自体はそれほど大きくありませんが、返り咲き性は素晴らしいものがあります。咲き始めの花の外弁は完全にリング状になっており、咲き進むごとに見事なロゼットになってゆきます。花色は深いリッチ・クリムソンから、花が終わる時にはモーブ色になってゆきます。香りはフルーツ系。樹形は低めで、ブッシュ状に育ちます。ボーダー花壇の前面や、フォーマルなバラ花壇、鉢植えなどにも最適でしょう。有名なバレリーナで数々の賞を受賞した、ダーシー・バッセルにちなんで名づけられました。第10 回ぎふ国際ローズコンテストで銅賞を受賞。
大輪で香り高い花です。花色は鮮やかなクリムズン。咲き始めはきれいなディープ・カップ咲きで、花弁が少し巻いて、少し乱れますが、魅力的な花で、枝の上でうなだれる様はエレガントな印象を与えます。ブッシュ状に広がる樹形で、葉は大きく暗緑色です。夏季剪定するとシュラブ樹形を保ち、伸ばすとつるバラとして使えます。名前はトマス・ハーディーの小説の登場人物にちなんで命名されました。 1.2 x 1m つるバラとしては2 - 2.5m 程度になります。
樹形は直立性で強く、比較的まっすぐに伸びるので、花壇の中の縁取りや、後方に植えると効果的です。花はこじんまりとした、やや現代バラのつぼみに似た咲き方で開き始め、開いていくごとに驚くほど大きく開き、美しいオールドローズのような形の大輪ロゼット咲きになります。花色は濃いリッチピンクで、バランスの取れた強いオールドローズ系の、典型的なバラの香りといってよいでしょう。David Austin 社のバラのなかでも最も香る品種の一つです。英国の庭園デザイナーであり、著述家であったガートルド・ジェキルにちなんで名付けられました。
濃厚なピンク色でカップ形のつぼみは、深いカップ型に開花し、開ききると幅の広い花弁のつまったソフトピンクの浅いカップ形になります。花弁は外側にいくほど色が薄くなります。どの開花段階にあっても花の姿が美しい品種です。上品で洗練されたブッシュに成長し、晩春から霜が降り始めるまで花を咲かせます。ラズベリーのほのかな香りがまざったオールドローズ香。多くのイングリッシュ・ローズが植栽されているノースアンバーランドのアレンウィック・ガーデンにちなんで名づけられました。
花はデリケートで、貝がならんだような、完璧な並び方のカップ咲きの中輪花。花色は中心がクリアなソフト・ピンクで、外側に行くにしたがい、ほとんど白になる。樹形は強く、とげも少なめで、形の良いブッシュ状のシュラブになります。繰り返し咲き性も良好。このバラは花つみを行なわなければ、実をたくさんつけてくれる品種です。短めのつるばらとしても使用できます。素晴らしい香りはミルラ香を基調にフルーツ、蜂蜜、カーネーションの微香が混じります。1.5mx1.2m つるばらとしては2.2m ほどにもなります。
エリザベス女王即位50 周年を記念して命名された品種です。これまでに発表された品種の中でも最高品種のひとつ。大輪で盛り上がった花は、花弁の裏がほのかに黄金色なる、美しいサーモンピンクです。花のひとつひとつが、優雅なたたずまいを見せます。大輪には珍しく、シーズンを通じて次々と花をつけてくれます。樹形のよいシュラブで、きわめて強健。甘いフルーツのような香りにさわやかなレモンとラズベリーの香りがほのかにのります。 2005 年の岐阜国際ローズコンテストにて銅賞受賞。
ストロベリー・ヒルは、素晴らしい品質の中輪、ピュア・ローズピンクで、カップがかったロゼット咲きになる品種。外弁に行くほどに、花弁は色が薄くなる。レモンの香が少しのった、強い、典型的なミルラ系の良い香りがします。非常に丈夫で奔放なシュラブを形成しますので、ボーダーの後方や、シュラブ・ローズのボーダーに適しています。品種名はホレス・ウォーポール氏によって建築されたトウィッケンナムにあるゴシック建築の家の名前にちなみます。国営越後丘陵公園主催 第4 回 国際香りのばらコンテストで金賞を受賞。
ハイブリッド・ティーのようなつぼみが、開くごとにロゼット咲きになっていきます。花色はペールとディープ・ピンクのに銅色が混ざり、深い輝くピンクになってゆきます。長めの弓なりに伸びる枝はつるばらとしてもつかえます。愛らしいティー系の香り。
形の良いシュラブに育ちます。春の一番花にはピンク・杏・黄色の混ざったような大輪・ディープカップ咲きの花をつけときとともにピンクがかります。大きな花では珍しく、適度な剪定を施せば、シーズン中は花をつけ続けます。茂り方は旺盛で、大抵の気候には対応します。非常にリッチなフルーツ系の香がします。大き目の鉢でそだてると、コンパクトなつるバラとして育てることができます。秋にも旺盛に花をつけるので、花後の花殻摘みはこまめにしてあげるとよいでしょう。
日本のような比較的温暖な気候でも丈夫に育つ品種です。アプリコットピンク色の大輪花の花形は浅い皿状です。多くの花弁が次第に曲がりこんでロゼット咲きになります。すばらしい香りは特筆すべきものがあります。香りはオールドローズに似たスタイルでありますが、新鮮なピーチとアプリコットを思わせる豪華なフルーツ系の香りがします。名前の由来のクラブツリー&エブリン社にはバラの香水製品の中にこの品種を材料に使用したものがあります。
デビッド・オースチン氏の妻にちなむ品種名。この品種の花色はイングリッシュ・ローズの中でまったくの新色でありました。花弁の表は素晴らしい銅色で、裏側が淡いシルバーがかった黄色です。「ロサ・フェティダ・バイカラー」に似た感じの花色です。大輪のディープ・カップ咲きなので、すべての花弁で、燃える太陽のような色の印象を楽しめます。成長はたくましく少し弓なりに伸び、「ゴールデン・セレブレーション」や、「アブラハム・ダービー」とタイプが似ています。香りは暖かいすがすがしい香りにティー香がのる。
イングリッシュローズの中ではきわだつ明るい色で、ボーダー花壇の中で際立つ品種です。つぼみがかたいうちは、ほぼ暗い赤にすこしオレンジがかかった色が、花がすべて開くとタンジェリン・オレンジと裏側がより黄色がかったオレンジが混ざりあい、ブロンズのような暗めのグリーンの葉との対比ともあいまって、非常に美しい。やや直立状に伸びますが、ブッシュ状のシュラブで、中程度の育ちかたです。シーズン中は繰り返し花を咲かせ、丈夫な品種です。非常に強いフルーツ系の香で洋ナシとブドウ、シトラス系の香りが混ざりあいます。国営越後丘陵公園主催 第4 回 国際香りのばらコンテストで銅賞を受賞。
とても人気のあるイングリッシュローズのひとつ。花はカップ咲きで中輪、色は非常に濃いピュアな黄色で、これに匹敵する黄色系のモダンローズはほとんどありません。オールドローズではこの花色は存在しません。非常に強健で葉は光沢のある照り葉で薄緑色。美しさと品種特性の両方で抜きんでた品種です。フレッシュなティー系の香りはこの品種に独特のスミレの香りがほのかに香ります。多くのオールドローズが今日でも楽しめるのは園芸家・バラのコレクター・著述家の故グラハム・トーマス氏の尽力によるところが大きいでしょう。2000 年に英国王立バラ協会のジェームス・メイソン賞受賞。「バラの殿堂入り」品種。
花弁が少し内側に曲がりこんだカップ咲きの大輪の品種です。花色は内側がミディアム・イエローで、外側が淡い黄色となります。これより重厚なバラはめったにありません。雨があまりにも多いと花が開きにくいことがありますが、この点を除けば、ずば抜けて素晴らしい品種です。素晴らしいブッシュ状の育ちかたで、繰り返し咲きます。温かい地域では特につるばらとして使用しやすい品種です。非常に強い珍しい香りで、フルーティーな香りは、グアヴァと花の香を思わせる甘口の白ワインを思わせます。
鮮烈な黄金色の花は巨大なカップ咲きで、形の良いし樹形で形成されるシュラブは、丸みをおびたシュラブですが、すこしアーチを描き、葉は多く茂ります。暖かい気候状況下では低めのつるばらとしても使用できます。花はティー系の香りでソルティーヌワインとイチゴの香りが少し乗ります。2000 年の英国王立バラ協会の香りの賞受賞。2010年には、南オーストラリアバラ会のコンテストで、総合優勝。
丈夫に育ち、繰り返し咲く品種で、大輪のロゼット咲きの花は、最初はカップ咲きの花で、咲すすむごとに花弁が反り返ってきます。花色はソフトなアプリコットで、縁の花弁では白っぽくなり、時間とともに、全体がクリーム色がかります。アーチ形となった茎の先に花は優雅につきます。魅力的なティー系の香りです。直腸ガンに苦しむ人々を助けるために設立された「クロッカス基金」にちなんで命名されました。この売上から、5% が同基金に寄付されています。
花がひらいていくと、カップ咲きに近いロゼット咲きになっていきます、クリーミーアプリコットのワックス状の外側の花弁が小さな花弁を取り囲むように並びます。咲き進むとドーム状になり、クリーミー・ホワイトになってゆきます。塊でみると、ほとんど白に見えます。大きな丸みをおびたシュラブを形成し、花はうつむき加減に咲き、素晴らしい風情をつくりだします。ボーダーの中ではピンクや黄色の間に配置すると効果的です。香りは軽めですが、一時的に強いクローブの香りがします。第10 回ぎふ国際ローズコンテストで銀賞を受賞。